会議は2024年5月7日から3日間の会期で、イタリア文化会館を会場に開催しました。
会議では激甚化する風水害や、大規模な地震・火山噴火などの災害リスクまた、人口集中により増大するパンデミックス、電力供給や通信の途絶などのリスクから、東京の首都機能や経済活動を維持、都民の生命や暮らしを守るために、世界的視点から英知を集め共有しました。その概要を紹介します。
この論文集は、「100年後の安心のためのTOKYO強靱化」への取り組みに有用な情報として、
市民・研究者・関連企業のみなさまの協力で構築したデータベースです。
和文論文(74.7MB) 英文論文(14.8MB) 市民意見(3.86MB)
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「高潮からヴェネツィアを守る強靭な防護堰MOSE堰」
ジョヴァンニ・チェッコーニ工学博士(イタリア)
講演アブストラクト(111KB) 講演パワーポイント(35.9MB) ビデオ動画
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「オランダの高潮対策と世界高潮対策堰連合I-STORM」
マーク・ウォルラベン(オランダ王国高潮バリア管理運営部)
講演アブストラクト(343KB) 講演パワーポイント(15.2MB) ビデオ動画
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世界会議の基調講演はいずれも“高潮対策”に関わるものでした。海上に大規模なバリアを築くことで、国土を守るものです。東京湾に面する東京低地には、高潮堤防がなく、河口水門すらない状況で、地球温暖化による海面上昇と台風の巨大化に対応する“高潮堤防“の設置を含め対策検討が必要との認識に至りました。
世界会議終了後に今後の検討のたたき台として、“東京湾高潮大堤防構想”を作成しました。
高潮から東京低地を守るまちづくり検討を進めてゆくこととします。
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