戦国の城は湖国の宝 研究者ら彦根で座談会
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 近江に数多く残された城跡について語り合った座談会(彦根市・彦根城博物館)

 

 湖国の城の魅力を研究者が語る座談会「近江・彦根 戦国の城」(彦根市教委主催)が30日、彦根城博物館(彦根市)で催された。市内に60の城跡がある湖東の歴史を振り返り、まちおこしに活用できる地域資源であることを強調した。

 「城郭遺産による街づくり協議会」の中井均理事長が講演し、城跡は全国に3〜4万カ所、交通の要衝・近江には1300カ所もあり、「湖国には戦国を知る生きた痕跡があちこちにある」と指摘。

 城の歴史について、南北朝時代に始まった土塁など土の城が、織田信長の安土城築城で石垣など石の城になり、集大成として彦根城など近世城郭が登場する経緯を語り、「彦根は戦国、安土桃山、江戸の3時代の城がそろい、城郭史を解き明かせる地域だ」とした。


 市教委の谷口徹文化財部長は、佐和山城の研究成果を紹介。石田三成ら石高の大きい豊臣家重臣の支配により、城下町が広がって3分割されたといい、その後の彦根城築城は「徳川家がまち全体を一括して掌握したいという思いがある」と見解を述べた。


京都新聞Web版  2010年05月31日(月)